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176. 白アスパラガスが食べてみたかった



丘を上り丘を下り、着いたのはリッチなプライベートアルベルゲ。
くたびれた私はそこをこの日の宿とした。

アルベルゲにはレストランがあって食事ができるようになっていた。
カミーノでも白アスパラガスの畑を見ていたし、ここの名産なのだと感じていた。
それに以前読んだ楠田枝里子さんのエッセイにも出てきたので(彼女はドイツで食べていた)、わくわくとして注文した。


ベッドも清潔で、居心地はよかった。
マリは先に行くと言って別れた。


白アスパラガスの味は普通だった。