2022/11/01
もう一度歩こうとは思えない。
と以前ぶっちゃけましたが。
あれ、ネットで初めて言ったかも。
ここまでストレートに表現したのはネット以外でも初めてかもな。
歩いてよかったかどうかと問われれば、よかったと今なら答えるけど。
さて、カミーノがつらい経験となる理由の一つにつきあっているのかどうなのかわからないボーイフレンドもどきの存在があった。
緊張してたまらないカミーノ出発前日、彼がくれたメールに私は腹を立てる一方だった。
カミーノを歩く間、いろいろなインターネットマシーンやパソコンを使い、人とやり取りをしていた。
覚えてるかしら。
日本語は文字化けするから「ローマ字」で入力、一斉送信してたよ!
もちろん返信もローマ字にしてもらってたよ!
さてその彼は英語圏の人だったので、英語でやり取り。
私のへなちょこ英語力でへなちょこコミニュケーション。
今思うとあれこれ他にも思うことはありますが。
さておき、彼からのメールは私を喜ばしたことはなかった。
受信するとうんざりしていた。
読解に時間がかかるし、がんばって読んでも思いやりがないし。
なのでほんとに「彼にお別れを言うために歩くのかも」と思いながら歩いてた。
ゴール地点で待ち合わせの約束してたけど。
まぁ、それでですね。
メールチェックして腹を立ててさ。
そんでものすんごくお腹空いてたんですよ。
自炊も気分じゃなくてさ。
そしてあたいは豪勢な食事をひとりでしたのさ!
まずはポジョ半分。
ポジョとは鶏肉ね。
1/2と表記してあってなにかと思えば、小さいけど鶏の丸焼きの半分が登場して「ナルホド…!!!」と思った。
それから血のソーセージ。
ポテトにサラダ、パン。
ワインだって飲んじゃうよ!
右上の小さなピッチャーみたいな容れ物にワインが入っていた。
飲み過ぎかな、と思ったけど勢いつけて飲んじゃった!
旅慣れていて、「モンブラン」といえば
栗のケーキ!の私と
雪山ガチ登山!の彼。
というすんごい違いがあり、彼はたくさんのことでマウントをとってきた。
私はすごく悔しい思いをしたし、自分を尊重されていないとずっと感じていた。
アメリカでは恋人でなくても同時に複数人とデートしたりあれこれしたりして相性を確かめた後、恋人になる。文化らしい。
なので「デートしてる。つきあってる」と思ってた日本人女性が「君は恋人ではないよ。デートしてるだけだ」とアメリカ人男性に言われてショックを受ける。
なので文化の違いを知ってつき合いなさい。
という国際カップルのブログも読み漁っていた。
くだんの彼はアメリカ人ではないので、どんな恋愛文化なのかますます探るのは難しかった。
「君はガールフレンドじゃない」
と言われ何度泣いたことか。
それでもひかれるところがあって諦めたくなかったんだよなぁ。
それでもがんばってもがんばっても自分がハッピーと感じられなくなって、自分の中で「この人に別れを言うために歩いているのかもしれない」という思いが強くなって。
言葉は悪いけどいつもばかにされているような気がして。
そして大量の料理を食べワインを飲む勢いづいた自分に戻る。
「あたいだってひとりでレストランに入れるんだから!
料理だって注文できるし、ワインだって飲んじゃうんだから!
あたいだってやればできるんだから!!!」
実際はちょっと飲み過ぎたので、レストランを出たあとはすんごく用心しながらアルベルゲに戻った。
大股で愉快な気持ちだったけどな!
全然用心してないじゃん、あたい!!!
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