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252. 野ざらしATM







2022/10/16

野ざらし、というのは言い過ぎだけど、日本のATMはなにかしらの囲いがあったり、なくても建物の中の片隅にあるじゃん?
なのに突然、人通りのある道に面した建物の壁(?)にどどーんとATMがあるんだよ。

秘密の番号を入力したり、お金を取り出したりするのにこんなにさらされていて、私はいつも緊張しまくっていた。

現金は多少持っていっていて、乏しくなりそうになるとクレジットカードで下ろした。
ローン扱いになるから、帰国したらさっさと手続きしたほうがいい。
この当時、1ユーロ180円くらいだった。

田舎のこともあるし、トラベラーズチェック(まだあるの?)を使うにもパスポートを出さないといけないからさ。
出発地のフランスはサン・ジャン・ピエ・ド・ポーの巡礼事務所でもらったペラ紙に書いてある、主な町の情報で「この街にはATMがあるからここに泊まろう」、「ATMあるけど土曜日に着きそうだからその前に到着する街でなんとかしておこう」など判断して、次の計画を立てていた。


最後の写真は、どこの国の人だったかな。
アルベルゲで一緒に料理して食べた。

この頃から自炊し始めたのかな。
バルの巡礼者定食はそう安くはないし、へとへとなのに夜8時から開店だし、10時には消灯だから自分のリズムに合わせると、自炊するのがよかったの。